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画像参照元:

受刑者たちに鳥のひなを育てさせる更正プロジェクトの効果が絶大(南アフリカ共和国)

http://karapaia.livedoor.biz/archives/51993243.html

海外の刑務所の就労支援

マンチェスター刑務所(イギリス)

 新しく入所した者に対して刑務所は、警察や保護観察所からの情報収集、施設でのアンケートを実施し、本人が取り組みたい教育プログラムや職業スキルを把握し、職業訓練プログラムを決定します。基礎的な読み書き・計算能力が不十分な者は、教育指導のクラスに入れて基礎的能力を身に付けさせた後に、職業訓練に編入します。

 職業訓練プログラムの作業内容は、自分のノルマや課題をこなしていくことに重点が置かれており、各工場には各自がノルマや課題をチェックするためのボードが置かれています。

 就労支援については、受刑者を外に出して採用面接を受けさせるといったことはしていないが、2007年4月から受刑前に仕事をしていた者に対する援助など、新たな支援内容を検討・実施する予定だということです。

ダートムーア刑務所(イギリス)

 受刑者はステージ1と2の2段階に分けられます。ステージ2は、施設内で教育や作業を行うものであり、ステージ2で良好な成績を修めると、ステージ1に進みます。ステージ1は、その段階の者だけを集めた舎房棟があり、中は開放処遇になっています。作業は施設外に出て、一般の企業で働くことと同じような形態で行います。

 65歳以下の者は、原則として作業が義務付けられます。作業や教育の決定については、新しく入所した者に対し、刑務所は警察や保護観察所からの詳細な情報収集を行うとともに、アンケートを実施し、本人が取り組みたい教育プログラムや職業スキルを把握します。その上で、教育や作業・職業訓練といった処遇プログラムを決定します。

 ステージ2の段階の者の作業形態は外部での作業になるが、これらの作業は近くの町に出て通常の仕事を行うことになります。そのため、午前8時半には仕事先に出勤し、通常の業務であれば午後8時ごろまで仕事を行います。報奨金は、給料と同額の金額が支払われます。通勤は自転車や自家用車を使ったりして各自で出勤します。

 求職を希望する者はすべて公共職業安定所の面接を受けることができます。面接は出所6週間前の者が対象で、2週間に1度、公共職業安定所の職員が来所し実施します。パソコン端末が使用できる面接専用の部屋で、面接を受けながら、パソコン端末で求人票の確認を行います。本人の希望と台致するものがあれば、企業側とその場で調整したり、公共職業安定所の職員が受刑者を企業先に連れて行って採用面接を受けさせたりしています。基本的に職業安定所の職員が就労に関して一手に請け負っているようです。

ポールズモア刑務所(南アフリカ共和国)

 この刑務所では、受刑者たちを更生させる為、鳥のひなを育てさせるというプロジェクトがあります。このプロジェクトは、「動物は最も凶悪な犯罪者でさえも更正させる力を持っている」と信じる刑務所幹部のヴィカス・グレッセ氏の発案によるもので、1997年からスタートしました。その効果は絶大で、鳥たちはストレスの多い刑務所暮らしにぬくもりを与え、受刑者に劇的な変化をもたらしています。

ペン・パルズ動物保護施設(アメリカ)

 この刑務所では、受刑者が年中無休で動物たちを世話しています。その内容は、糞の後片付けから犬の訓練、さらにはルイジアナ州立大学からやってくる獣医による健康診断や手術のアシスタントまであります。この保護施設では、80匹の犬と10数匹の猫を保護しています。受刑者は週7日間、1日中世話に追われており、ときには刑務所を離れて里親斡旋のお手伝いをすることもあります。

 

出典元

ペン・パルズ動物保護施設-カラパイアhttp://karapaia.livedoor.biz/archives/52189978.html

受刑者たちに鳥のひなを育てさせる更正プロジェクトの効果が絶大(南アフリカ共和国)

http://karapaia.livedoor.biz/archives/51993243.html

大熊直人(2007). 英国の刑務所を訪問して~就労支援制度の状況を中心に~ 刑政118巻10号

画像参照元:ペン・パルズ動物保護施設-カラパイアhttp://karapaia.livedoor.biz/archives/52189978.html

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